街中を自転車で駆け抜ける。
今日は遠くまで行こうかな、久しぶりに神社まで行こうか、そんなことを考えていた。
信号のない交差点を渡り、左手に郵便局が見える。
郵便局を通り過ぎ、橋を渡る。
渡った先の十字路。
学校へ行くには右折だが、神社に行くことにしたから直進する。
神社へは階段の道と坂道がある。
どちらも長くしんどい道のり、なんとなく坂道を行くことにする。
坂道を登りきって、鳥居が見えてきたときに、
向かいから誰かが自転車で迫ってきた。
見覚えのある女の子だったが、そのときは思い出せなかった。
鳥居をくぐり、本社の横にまわり、腰掛ける。
真っ白な雲と鮮やかな蒼い空。
ゆっくり流れていく雲を見るだけで癒される。
ふと、さっきの女の子の顔が思い浮かぶ。
あれは誰だったんだろう。
すぐに答えは見つかった。
そう、あの子は中学のときの、二つ下の後輩だ。
帰り道が一緒で、同じ演劇部で、よく話をしていた。
なのに何故すぐに思い出せなかったんだろう。
夏休みのある日、突然僕の家に来て、
貴方のことが好きです、と、直球勝負を持ちかけられたことがあった。
なのに、何故すぐに思い出せなかったんだろう。
あの時は、まだ早すぎると断ったんだ。
そう、あの時の僕たちは若かったんだ。
今日は遠くまで行こうかな、久しぶりに神社まで行こうか、そんなことを考えていた。
信号のない交差点を渡り、左手に郵便局が見える。
郵便局を通り過ぎ、橋を渡る。
渡った先の十字路。
学校へ行くには右折だが、神社に行くことにしたから直進する。
神社へは階段の道と坂道がある。
どちらも長くしんどい道のり、なんとなく坂道を行くことにする。
坂道を登りきって、鳥居が見えてきたときに、
向かいから誰かが自転車で迫ってきた。
見覚えのある女の子だったが、そのときは思い出せなかった。
鳥居をくぐり、本社の横にまわり、腰掛ける。
真っ白な雲と鮮やかな蒼い空。
ゆっくり流れていく雲を見るだけで癒される。
ふと、さっきの女の子の顔が思い浮かぶ。
あれは誰だったんだろう。
すぐに答えは見つかった。
そう、あの子は中学のときの、二つ下の後輩だ。
帰り道が一緒で、同じ演劇部で、よく話をしていた。
なのに何故すぐに思い出せなかったんだろう。
夏休みのある日、突然僕の家に来て、
貴方のことが好きです、と、直球勝負を持ちかけられたことがあった。
なのに、何故すぐに思い出せなかったんだろう。
あの時は、まだ早すぎると断ったんだ。
そう、あの時の僕たちは若かったんだ。
+ + + + + + + + + +
睡蓮さんのとこにコメントとして書いたものが、
けっこう面白いものになったので。
設定は以下のとおりです。
ネタバレにつき白で書いてます。
-----ここから-----
ある社会人の休日、久しぶりに自転車でお出かけ。
母校を訪ねようと思ったものの、幼少の頃によく遊んだ神社へ行くことにする。
鮮やかな蒼い空、そして真っ白な大きな雲。
つまり夏(初夏)。
神社への坂道、そこで中学時代の後輩とすれ違う。
ほんのり甘く酸っぱい、ラズベリーケーキみたいな恋心があったのを懐かしんで。
-----ここまで-----
元ネタが道路標識だとは誰も思うまい……。
けっこう面白いものになったので。
設定は以下のとおりです。
ネタバレにつき白で書いてます。
-----ここから-----
ある社会人の休日、久しぶりに自転車でお出かけ。
母校を訪ねようと思ったものの、幼少の頃によく遊んだ神社へ行くことにする。
鮮やかな蒼い空、そして真っ白な大きな雲。
つまり夏(初夏)。
神社への坂道、そこで中学時代の後輩とすれ違う。
ほんのり甘く酸っぱい、ラズベリーケーキみたいな恋心があったのを懐かしんで。
-----ここまで-----
PR
この記事にコメントする
自己紹介
HN:
白雪
趣味:
音楽鑑賞、読書など
自己紹介:
◆六月下旬まで冷蔵庫入り。
賞味期限はありませんのでご安心を。
・メイプルストーリーのもみじサーバーにおいて「白雪眞帆」の名のもとに活動してます。
ほかにもいくつか。
・リンクはご自由に。
・独断と偏見とよくわからないもので構成されてます。
たぶん3:4:7ぐらいの比率。
・拡声器、RMTは永久に放棄してます。
賞味期限はありませんのでご安心を。
・メイプルストーリーのもみじサーバーにおいて「白雪眞帆」の名のもとに活動してます。
ほかにもいくつか。
・リンクはご自由に。
・独断と偏見とよくわからないもので構成されてます。
たぶん3:4:7ぐらいの比率。
・拡声器、RMTは永久に放棄してます。
最新コメント
[08/16 レベル上げのお手伝いいたします。]
[06/27 白雪]
[05/19 白雪(の紙袋を被ったtenkuu_tsumujikaze)]
[03/25 白雪]
[03/13 開花]
リンク
空白